最近Instagramを見ていたら、吉祥寺にある井の頭恩賜公園の「井の頭池」がかなりキレイになったと感じる写真を見かけました。
表現としては「モネの池」のようになっているというものです。
「モネの池」は見たことがないのですが、写真で見る池は本当に綺麗だったので、天気のよい日を狙って見に行きたいと思っていたのです。
6月19日、たまたま晴れ間とタイミングがあったので突撃してきました。
噂通りの美しさだったので、もっと近くで水草を見るために、生まれて初めてスワンボートにも乗ってきました! 水草復活効果で、ボートの売上げ上がってるんじゃないかしら(笑)
井の頭恩賜公園とは
「井の頭恩賜公園」(公式ホームページ)とは吉祥寺を最寄り駅とする公園。
駅からテクテク歩いて行くと、通りにはいろんな雑貨店やカフェなどが建ち並んでいて賑やかです。
所在地が、いろんなところにまたがってるんですね。
武蔵野市御殿山一丁目、
吉祥寺南町一丁目、
三鷹市井の頭三・四・五丁目、
下連雀一丁目、牟礼四丁目
今回は池をメインに行ってますが、フリーマーケットが開催される広場のようなスペースもあり、春になると桜でお花見で大賑わいしますし、秋は紅葉を楽しめます。
また、井の頭自然文化園(いわゆる動物園)やジブリの森なんかも隣接しています。
かい掘り効果で絶滅危惧種の水草が約60年ぶりに復活
昔、仕事で被写体探しに行ったときはちょうど池の水抜きが全部終わってるタイミングで、一面抹茶色の世界でした。冬だったので、草木に緑もなくて、ホント茶色い世界(笑)
あの水抜きが「かい掘り」というもので、生態系の回復と水質改善のために行っていたようです。
公式ページの「水辺再生の取組」というところに詳しく書かれておりますが、合計3回やったそうで、長い時間と手間をかけて行われたんですね。
その結果がこちらになります。
この緑のもとになっているのが、 絶滅危惧種に指定されている井の頭の固有種「イノカシラフラスコモ」だそうです。
もう井の頭池では絶滅したと思われていたのに、かい掘り効果で見事60年ぶりに復活とのこと。すばらしい!
※写真の中でバリバリ見えているのは「ツツイトモ」だそうです
かい掘り前の井の頭池って水は濁っていて、池の端にはかなりゴミが浮いたり、夏になると生臭い臭いを放つ感じのイメージがありました。少なくとも私はボートに乗りたいとは思いませんでした(^^;
こちらがかい掘り前の池。
スワンボート 30分 700円にトライ!
池の周りを歩いて、その澄んだ水と緑豊かな景色に感動していたのですが、これって池の中に行けばもっと見られるよね、と思いまして、人生初のスワンボートにトライしました。
これは正解でした!
どんな水草なのかが本当によく見えるからです。絶滅危惧種だったということは帰宅してから調べて知りました。
スワンボートなんて〜wと思ってる方も、デビューするならこれを言い訳にしてもいいと思うレベルです(笑)
ちなみに普通のオールを使うボートの場合、水草が思い切りオールに絡んでました。大変そうでした(笑)
今思えば「絶滅危惧種そんなにオールに巻き付けて!! 」って思いますけど、まあこれだけ生えてたらOKか。
ここに錦鯉とかいたら、もっと「バエ」て来る人増えそうな気がしますけどねえ。
とにかくとてもいい感じなので、見る価値あり、ボートに乗る価値ありですよ!