片づけに関するブログを書いていて、ときどき気になっていたことがありました。
それが「不用品」と「不要品」の漢字の使い分けです。
不要品と不用品の違いは?
私の手元の古い記者ハンドブックによれば
ふよう
=不用 「使われない」例:予算の不用額
=不要「必要でない」 例:不要不急
注:使い分けに困る場合は「不要」を使う
とありました。
片づけの現場から見た場合、「不用品」とは、ひとことで言えばジャンク品、つまり壊れていて、もう使えないものを指すそうです。
一方で「不要品」は使えるけれど、要らないもの、使わないもののことを意味するそうです。
リサイクルできるものは「不要品」という言い方もできますが、不用品(ジャンク)からパーツを取り出してリサイクルする場合もありますね。ですから一概にリサイクルできるものは「不要品」と言い切れないのかなという気もしています。
そして
不用品を回収します!
不要品を回収します!
では、意味するものがまったく違うわけですね。回収業者さんのサイトを見ると、この辺りの解説があったりして、ちゃんと使い分けていたのね、と改めて(^^;;
いらない物には、壊れて使えない不用品と、もう必要がない不要品の2つがあるわけですが、壊れて使えないものの処分は簡単(意思決定の意味で)ですが、使える、しかも高額だった不要品を手放すのに勇気がいるわけです。片づけを語る上で使うべきは「不要品」のほうかな。
「断捨離」とは?
もう1つ気になっていたのが「断捨離」という単語です。
自分でも「今日の断捨離」なんて言ってしまってましたが、「断捨離」は「モノを捨てる」と意味だけではありませんでした。その漢字が示すものは
「断」=入ってくるいらない物を断つ
「捨」=いらない物を捨てる
「離」=物への執着から離れる
不要品の処分方法だけでなく、処分したあとの保ち方、心のあり方、生き方まで含めた思想、またはメソッドのこと。
だから「捨てる」という意味で使われていたら、その使い方は間違いということになりますね。
しかも、簡単に「断捨離」「断捨離」言って(書いて)いましたが、「断捨離」は提唱者であるやましたひでこさんの登録商標でした。
「断捨離®」および「クラターコンサルタント®」は、やましたひでこの登録商標です。
個人的な断捨離体験を語り発信するのは、ご自由です。
ただし、商業目的、営業目的が伴う「断捨離®」「クラターコンサルタント®」のご使用に際しては、明確厳格な基準を設けており、許可無く使用することはできません。
つまり、商用記事中で「断捨離しています」なんて使うときは許可が必要でした。
仕事でどこかで使ってなかったかな・・・・・・ドキドキしております(苦笑)
こちらの記事については、「片づけ」に直していく予定です。
今日のおすすめ本
やっぱりこれでしょうか。読んだことがあったような気がしますが、そうだとしたらかなり前。Kindleがメジャーになる前(笑) 探して読み直してみようと思います。