この記事の見どころ
この記事では、私が令和2年の日本語教育能力検定試験当日、時間のなさを乗り切った秘策をご紹介しています。
検定試験はとにかく時間がありません。考えてる時間がありません(苦笑)
ですから、結論から申しますと「問題文は読むな。すぐ問いに行け!」です。
今年から試験が日本語教師の国家資格化に沿う形で変わるようですので、使える技かどうかはわかりません。
でも出題形式が下線などのある長文のあとに、設問が続く形なら使えるのではないかと思います。
この技を駆使すると、記述式の時間を十分取れるようになるというメリットがあります。
記事の後半では、持参したほうがいいものもご紹介しています。
とにかく問題を解く時間がない「日本語教育能力検定試験」
私のときの日本語教育能力検定試験は、試験I(90分)、試験II(30分)、試験II(120分)の3回に分けて行われました。
全部1日でやります(苦笑)
死にます!
前回1問1分を目安といいましたが、過去問のんびりやってるうちは早く解答できてるつもりでした。
でも実際はかなり時間かけてました。
まず模擬試験を受けられるなら、内容はともかく時間配分感覚をつかむ為にも受験することをお勧めします。
まだ勉強していないから無駄って私は思ったんですけど、あれは実力を試すというより、どれだけ過酷な状況になるかを事前に体験しておくという意味で有効です(苦笑)
記述式以外マークシートですけど、はっきり言いまして、見直している時間なんかありません。
なんなら、問題答えきれずにタイムオーバーする可能性があります。(私の周りではそれっぽい方がちらほらいらっしゃいました)
問いの問題を見て、4つの選択肢の中から脊髄反射的に答えが選べるくらいじゃないと余裕は生まれないんです。
究極のセオリー:冒頭の「問題文」は読むな! いきなり【問1】からGO!
これは私が研修を受けているとき、先に検定試験の合格を勝ち取った先輩からいただいた貴重な教えです。
「問題の最初に長い文章あるじゃない? ( )があったり、アンダーラインがあって(1)とか(2)とか書いてあったりするあの問題。あれを読んでたら確実に時間がなくなるからね。もうあれ読まないですぐ「問1」からやるほうがいいよ!」
そんなことしたら答えられないんじゃない!?
って思っちゃうんですけど、実は違うのでした。
過去問を見ると分かるのですが。問題文の中に下線がひいてあって、そこから問いに行きますよね。
下線部の意味の正しいものを選ぶとかそんな内容なんです。
だから、下線部の言葉の意味さえ分かれば答えられるんですね。
問題文を全部読んで「???」ってなってる時間もったいない。すぐに問いにGOです。
たまに問いの質問だけでは分からないものがありますが、そのときだけ問題文のその箇所の前後を読んで何を聞かれているのか文脈を確かめる。
これがセオリーらしいです!
みんな!これマジ大事!
実は私は試験Iの終了間際まで、すっかりこの教えを忘れており、丁寧にあたまから問題文を読んでから問いへと行きました。
そこで何が起きたかというと、
「そもそも問題文でおっしゃってることが分かりません・・・・・・」
という焦り! ヤバい知らない言葉でてきた〜!みたいな。
問題文読んで、問いを見て、さらに問いの中の選択肢の文を読んで・・・・・・もう緊張してるからパニック!
分からないとまた問題文に行ったりして右往左往することになりました。
なんとかページを進めて行ったのですが、ふと時計を見ると残りなんと20分。(会場の教室には壁掛け時計がありませんでしたから、自分でアナログの腕時計などは必須です)
え? ちょっと待って。もう残り20分?
ええ? 待って待って!
問題あとどれだけ残ってると思ってる!?
そう。
残り20分しかないのに、問題用紙は何ページも残っていたのです。
おまけに。
どこかで1問飛ばしたらしく、マークシートの回答欄がズレてました!
うそ!やだーーー!
もうこれに気づいたとき、焦りで脳の血管全部破裂するかと思いました。
どれだけ高速で絶望したと思います?
まりこ52歳、試験会場で泣くかと思いました(苦笑)
完全に時間がない。このペースではもう答えられない問題を生んでしまう!
そこで初めて最初にご紹介したKさんの教えを思い出したのです。
本当にできるかどうかなんて考えてる余裕はゼロ。
1問でも多く回答することだけが今の私にできること!
脳が震えてる感覚さえ覚えながら、飛ばしてしまったと思われる問題を探し当てて回答。
落ち着け・・・落ち着け・・・と思いながら、マークシート塗り直し。ここでミスったら被害が拡大しますからね!
次の問題からは即問いへと移り、無我夢中で回答していきました。
おそらく問いを読んで、選択肢を読んで即選んで塗る、くらいのスピード感だったと思います。
ほとんど見た瞬間に判断って感じで考えてなかったんじゃないかな(苦笑)
何を答えたのかすら覚えてないんですもん。
そうやって試験Iはなんとか時間内に問題用紙の全問題に回答することができたのでした。
もう合ってるかどうかというより、「問題全部回答できてよかった・・・・・・」というレベルで、終了時には魂が鼻から抜けてたと思います。
試験IIの「音声」は調音点と調音法の表をすぐに書いておく
試験Iが終わると昼食休憩なんですけど、試験Iのショックとダメージが強すぎて、すでに何も考えられる状態じゃなかったです。
試験IIは流れてくる音のペースで回答していかなくてはいけないので、全力で集中しなければならない。なのに試験Iのダメージですでにヨレヨレ・・・。
こうなると本来の力は発揮できません。
だからダメージを減らすためにも模擬試験は経験したほうがいいってことなんですねぇ。
さて。試験IIの攻略ポイントは、例題が流れている間に、お馴染みの調音点と調音法の表を問題用紙の余白にすばやく書いてしまうってこと。
「過去問見てると分かると思うんだけど、最初の例題って全部同じなんだよね! だから過去問やってるならもう何するかわかってるし、例題聞かなくていいから、その時間使って表を書いておくといいよ。」
というわけで、開始早々例題の時間を使ってすぐに口腔内断面図のあるページ付近に、カガワ軟口 ・・・のあれを書いちゃう。
表さえ書ければ、あとは発音の問題などを見て、何がいけないのかを表から選べる問題があるわけです(すべてではないけど)。
私の場合、もう試験Iのダメージを引きずりまくりで、表の線がもうメロメロに(涙)
作ったマスに文字を入れるのも辛くて、正直
終わった・・・
と思いました。。
試験IIはたった30分なんですが、聞き漏らしたら答えられないし、悩んでるうちに次の問題が始まるもんだから、一瞬も気が抜けない30分です。
何か、自分が得意な問題だけに絞り込んでやるのも手かも知れません。
試験IIIは、最初に「記述式」のテーマが何かを見ておく
脳が爆発した試験I、そのダメージを引きずって帰りたくなっていた試験II。
そんな状態で、最後は120分の長丁場、400字の記述式もある試験IIIです。
でも、なんとか気を取り直すことができました。
ていうか諦めの境地とも言いますが(苦笑)
開始したらすぐに記述式のテーマが何かをチェックしました。
なぜなら、その前の問題に作文のヒントになるような情報が含まれていることもあるからです。
問題ってそれ全体が何かを説明していたりしますからね。
あと、記述式の内容が「これはイケそうなやつ!」と思うとちょっと気が楽になりますし。
記述式の内容を確認したら、試験Iのときのように回答していくわけですが、試験Iの二の舞はご免でしたので、このときはもう冒頭から問題文は読まない作戦で行きました。
するとどうなったか。
記述式にたどり着いたとき、なんと40分も時間が残っていたんです!
奇跡キタ━(・∀・)━!!!!
試験Iの時間のなさの真逆を実現できました!
おまけに30分で400字の記述を終えられて、なんと見直す時間が10分できた!
このときは問題用紙にチェックした自分の答えとマークシートが間違っていないかを高速で確認。
1つだけミスを発見!(もし答えがあっていたら1問救われる!)
全部確認し終わったところで、時間となり試験全部が終了したのでした。
すずまり的検定試験当日対策のポイントまとめ
というわけで、もう一度おさらいすると以下の通りです。
検定試験解答のコツ
- 模擬試験で時間感覚を養おう。
- 「問題文」は読むな! いきなり【問1】からGO!
- 「音声」は例題が流れている間に調音点と調音法の表をすぐに書く。
- 先に記述式のテーマを確認しておこう。
私が脳みそのメルトダウン状態から体勢を立て直し、合格を勝ち取れたたのも、この手法に助けられたから。
2022年から試験が変わるという話なので、これがどこまで通用するかはわかりませんが、知っておいて損はないと思います。
※問題の解答については頭のよろしい先生方の情報を確認してください。
会場に持っていったほうがいいもの3つ
検定試験当日、会場に持っていったほうがいいものは
会場に持っていったほうがいいもの
- 時計(スマートウォッチは不可)
- 膝掛け/ざぶとん
- お弁当と飲み物
- 気分転換できる飴やガムなど
まず、私の場合教室に時計がついていませんでした。
自分でアナログの腕時計を持って行ったのでよかったです。
普段スマートフォンの時計で済ませている人は、時計を忘れないように気をつけてください。
Apple Watchなどのスマートウォッチを腕時計がわりに使っている方も要注意です。
シンプルな時計だけの機能に絞られたものを持参しましょう。
また、会場は結構冷えました。
教室の椅子がつめたくて、お尻から冷えが浸透していく感じがありました。
寒さを感じると集中できなくなりますから、膝掛けがあったほうがいいです。
人によっては座布団代わりになるよなものもあったらいいと思います。
冷え性の方はポケッタブルダウンも持参すると安心です。
そして、お昼のためのお弁当と飲み物も忘れずに。
現地で買えばいいやなんて幻想です。
試験1の疲れが癒やせる自分なりの工夫があるといいかもしれません。
食後、微妙なタイミングで音声の試験2が始まると思うので、眠気を防ぎ、集中力が保てるような刺的なアメなどがあるといいかも。
それではみなさんの健闘を祈ります!
みなさんに大きな喜びがもたらされますように。
