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検定試験対策

【検定試験合格への道】私が令和2年の日本語教育能力検定試験を1発で合格するまでの日々をご紹介します

日本語教育能力検定試験 合格証



今年の日本語教育能力検定試験http://www.jees.or.jp/jltct/)の実施日は10月24日だそうですね。
願書の受付は7月5日から8月2日までとのこと。

公認日本語教師との絡みがさらに深まり、なかなか気分的に微妙な中での受験となりそうですが、受験予定のみなさん、がんばってください。

私は昨年2020年、コロナ騒動真っ只中の10月に日本語教育能力検定試験を受けました。

幸い12月末に合格通知を受け取ることができ、本当によかったです。

参考になるかわかりませんが、それまでの勉強の流れや、勉強中に感じたことなどの体験を記しておきます。

日本語教師養成講座を終えてすぐの試験だった

私はヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座に通っておりまして、修了したのが9月2日でした。

コロナの影響で養成講座の教育実習のスタートが遅れ、9月2日までが教育実習だったんですよね。

なので実習の模擬授業の練習と試験勉強を平行して行っていました。

9月2日に終えて10月の試験なら余裕?

とんでもありません(笑)

座学の知識は教育実習の緊張ですっとびまくり! ていうか、覚えていないことなんて山ほどありました。

4月頃「勉強の仕方セミナー」でおおまかなスケジュールを把握

春頃(4月頃)、「勉強の仕方セミナー」というのをヒューマンアカデミーのZoomで受講しまして、出題範囲や勉強のペースをレクチャーされました。

6月頃から本格的に勉強(復習)を始めましょうということだったと思います。

当時はまだ春だったし、コロナでいろんなものが止まっているタイミングだったので、ちょっとのんびりしちゃってましたね(苦笑)

5月頃、ヒューマンアカデミーの「検定対策DVD」をやる

確か5月に入ってから、購入していたヒューマンの検定対策DVDをやり始めました。養成講座に通っている最中でしたが、結構忘れていることが発覚(苦笑)

印象に残ったのは試験2の音声のDVD。ヒューマンアカデミーの養成講座の授業ではお馴染みの猪塚先生が解説を担当されていたのですが、ご紹介いただいた試験の向き合い方、攻略法はかなり参考になりました!

私が養成講座をスタートしたときはちょうどヒューマンの受講スタイルがオンデマンドと通学のハイブリッドに移行したばかりのタイミングで、オンデマンドは専用のテキストがなく。テスト用に作成した膨大なノートのまとめがあったので、それも見ながら、さらにDVDの内容もいつでも見返せるように全部Evernoteにぶち込んで行きました。

ヒューマンの(日本語教師養成講座の)オンデマンドではかなりガッツリノートを作成しましたし、ノートを持ち歩かなくても、いつもスマホやパソコンで見返せるように、すべてデジタル化していたのは最高の判断だったなと思っております。

ちなみに私が使った検定対策DVDは、今は今年受験予定のN先生の元に旅立ちました(笑)

(ノート作成については別に記事を書いてみたいと思っております)

6月頃、「日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」を見直し開始

その後「赤い本」といわれている「日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」を読み直し始めました。当時は 第4版でしたが、現在は最新は第5版ですね。

出題範囲がとにかく広く、養成講座で勉強しても、本で勉強しても、すべてをカバーすることは不可能といわれていたので、これという本を決めて、そこに書かれていることをしっかり覚えるしかないと実感しました。

同じことを指していても、テキストによって微妙に用語としての表現が違ったりしたようです。種類の違うテキストをいくつも買ってしまうと、そこで混乱するかもしれません。いろんな出版社の本を何冊も買うより、この1冊!です。

100点満点取らないと合格というのではく、全体の上から○%が合格ということだそうなので、すべてを網羅することは最初から諦めたほうがいいようです。ちなみに上位何パーセントなのかは固定されているわけではないようです。20%とか20ん%と聞いたことがありますが、情勢によって変動するみたいですね。

7月頃、赤い問題集に取り組み始める

ヒューマンの養成講座入校時に買っていたからというのが大きな理由ですが、せっかくあるしってことで、過去問の前に赤い合格問題集をやっていました。過去問に比べると難易度は低めだったかな。

あとから考えたら、過去問3冊やるならこの時期から始めておけばもっと直前に余裕があったかもしれない、なんて思ったり。

覚えたことを確認する目的で取り組んでもいいかなと思いますが、この赤い問題集は諦めて、過去問4年分をひたすらぶん回すでもいい気がします

8月中盤すぎから「過去問」をひたすらやり続ける

養成講座の教育実習が7月からスタートしたこともあり、8月中旬頃まではなかなか勉強に意識が向かず・・・・・・。

一般の流れからすると遅いかもしれないんですが、過去問に手を付けたのは8月中頃だった気がします。
(いや、もしかしたら9月になっていたかもしれない・・・。研修のとき他の先生に「まだ手が付けられない」と愚痴った気も)

過去問は2017年、2018年、2019年の3年分を購入しました。同時に、ヒューマンアカデミー内で販売されていた過去問の解説本も購入しました。ヒューマンに通ってる方は事務局の受付で購入できると思うので、確認してみてください。

過去問をやると「初めて見たわ」「初めて知ったわ」と思う機会がたくさんあります(苦笑)  そこで初めて調べて覚えるんですね。

なので、最初から過去4年分の過去問を何度もひたすら解き続けるといいという説があるようです。私は3年分買って、やり終えるまで3年分がギリギリだったのですが、もっと早く取り組むなら、なんなら6月くらいから過去問をひたすら解き続けるといいみたいです。

私の知っている先生で、3回解いたという先生もいました。最後は答えを覚えちゃうんだそうですが、それはそれでむしろいいようです。

4年分やれば持っているテキストにはない言葉や概念などにも遭遇しますし、4年で1周というか。問題の傾向が戻るという噂もあるようです。

実際に私も過去問で覚えた言葉が実際に試験に出ていて、一瞬ですが理解を助けられたことがありました!

なお、自分が勉強で過去問を解く時間と、試験のときの時間ではまったくスピードが異なります。実際の試験では1問1分で解答するくらいのスピード感を求められるので、慣れてきたらタイムトライアルをお勧めします。

模擬試験が受けられるなら、体験してみることは超おすすめです! 時間配分が分かるから。
私は時間感覚がないまま本番だったので、当日マジ死にました・・・・・・。(別の記事で書きます)

9月頃、「記述式」の検定対策講座のみ受講。あとは過去問。

(記憶が曖昧になってるんですが、過去問の開始はもしかしたら9月の研修開始後だった可能性もあります・・・。その場合はだいぶ遅いですね!💦)

復習をしていて、自分だけじゃどうにもならないかも、と思ったのが試験3に含まれる「記述式」でした。

検定対策DVDにもコツは紹介されていたんですが、どうしても面倒で、実際に30分未満で400字を書いてみるという作業を後回しにしがちでした。

なので、ヒューマンアカデミーで実施されていた検定対策講座の「記述式」を受講しました。かなりツメツメではありましたが、どんなところに気をつけたらいいのか、おすすめの言い回し、避けたほうがいいことなど具体的に教えてもらえたので受講してよかったです。

実際過去問からのテーマで書いてみて、どれだけ書けないのかっていうのがわかっただけでも収穫でした💦

普段からパソコンで文章を作成しているため、構成もコピー&ペーストでいかようにでも変えられるんですよね。なので、全体の構造をメモ書きしてから、メモの状態で主張や理由に肉付けをしていき、最後に原稿用紙に書くというのが辛かった(苦笑) ライターなのに(^▽^;;

でも機会がある方は受講されることをおすすめします。後回しにしがちなら、対面で教えてもらえるほうがまだいいので!

10月、文化庁の研修を受けながらひたすら過去問。試験前日は模擬授業!

実は去年9月中盤から、毎週土曜日、朝から文化庁委託の初任研修を受講し始めていました。週一で通学があり、模擬授業も行われたため、頭の中は大変なことになっておりました。

しかも!

検定試験前日の24日(土)にも授業があり、内容は模擬授業。なんと担当の一人が自分という(苦笑)

ええ、検定試験前日に研修で模擬授業をするという、くじ引きでとんでもない展開を引き寄せてしまっていたのでした。

それまでに「いや〜前日に授業あるなんてつら〜!それも模擬授業とか・・・まさかならないよな」なんて妄想したらサクッと引き寄せました。

こういうことだけ引き寄せるの本当上手いです(-_-)

そんな感じで、怒濤の日々を過ごしながら、残り1週間は過去問をしながらデジタル化したまとめノートを見返しつつ、模擬授業の準備もしながら検定試験当日を迎えました。

検定当日は本当に頭から湯気がでてるんじゃないかと思うほどのパニックに!

でもヒューマンアカデミー日本語学校で行われていた文化庁委託の初任研修で知り合った先生に、乗り切るコツを伝授していただき、本当にそれが威力を発揮したので、次の記事ではそちらをご紹介したいと思います。

文化庁の初任研修は検定試験にプラスだった

ちなみに受講していた文化庁の初任研修ですが、正式名称は「文化庁委託 2020年土日本語教育人材養成・研修カリキュラム等開発事業 留学生に対する日本語教師【初任】研修」というものでした。

未経験も0年として3年までの先生方が20名ほど集まって研修を受けるというものです。ここで学ぶことはある意味最新で、これからの日本語教育に理想とされる教授スタイルであったりもするわけです。ですから検定試験対策としてもかなり効果的でした!

試験では実際の現場に関する問題も出るわけですが、養成講座出たばかりで現場経験がない身としてはピンと来ない・・・。ですから、実際そこで学んだ考え方や用語が、試験中の秒速ともいえる解答選びにプラスに影響したというわけです。

あとは本当に試験会場での乗り切り方も、そこに参加した先生から伝授していただけたわけなので、受講して本当によかったです。

検定試験当日のレポートはこちらの記事で


					        
	
									
  • この記事を書いた人

麻鈴

永豊麻鈴(ながとよまりん) ビジネスネーム作成士(姓名鑑定士)、カタカムナ使命診断士、フリーランス日本語教師(420H養成講座修了、日本語教育能力検定試験合格、文化庁委託初任研修修了)/フリーライター(著書複数)/睡眠改善インストラクター

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