
更年期の悩みはまだまだ続く
現在51歳の私は、更年期真っ只中におります。
昨年から現在まで、かなり強烈なストレスがかかったにも関わらず、相変わらず生理は定期的に来ておりますが(苦笑) 40代の頃からイライラ、皮膚の痒み、倦怠感、集中力の低下、モチベーションの低下、抑うつ症状などが現れており、来てないのは典型的なホットフラッシュだけじゃないか? という感じです。
幸いエストロゲンの代わりとなってくれる大豆イソフラボンから作られる「エクオール」の存在を知ったことや、自分の睡眠に関する専門知識に助けられて現在に至るという感じです。
とはいえ、これからさらに年を取るわけです。更年期というのは、閉経を挟んだ前後約5年、合計10年余りを指しますが、自分の閉経がいつかはまだわからないですし、完全に閉経してから5年以上経過するまでは更年期症状から逃れられない運命なわけで、最低でもこれから5年以上は悩みが尽きないわけですね。
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デリケートゾーンのケア(膣ケア)に注目中
ただ症状に振り回されるのはかしこくない。「知は力なり」ということで、更年期症状や女性の体について知り、これから自分の体にどう向き合ったらいいか日々考え、情報収集にはげんでおります。
そんな今、大いに注目しているのがデリケートゾーンのケア、膣まわりのケアです。
ランドリーボックスでも専門医の先生にお話を伺ったり、膣ケアアイテムの乳酸入りジェル「インクリア」のレビューをさせていただいておりますが、それ以外にも自分で本も読んで勉強中です。
もうね、膣なんて生まれてからずっと自分といっしょにいる体の一部なのに、51歳の今になって知ることが多い現実にただ驚くばかり!
特に出産経験がないと、特に何も教わらないままいくんじゃないかと思ってるんですが、みんな知ってるんだろうか(汗)
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アンダーヘアは処理して正解だったぞ!
直江先生へのインタビューのときも、デリケートゾーンのケアについて専用ソープの大切さを教えていただいたんですが、その後自分でも購入して使い続けてみたところ、その効果を実感!
アンダーヘアについても、衛生面と、将来の介護時のことを考えたとき「VIOはいらない」というお話に深く納得。
少なくとも「Iゾーン」(膣まわり)と「Oゾーン」(肛門まわり)を処理しておくことで、ふだんの排泄、生理時のケア、そして将来の介護時の迅速かつ衛生的な対応が望めるわけです。
昔、仕事でちょっとお金が入ったとき、将来にわたって長く有効な使い方をしたいと思って、ムダ毛の光永久脱毛処理しようと決心した自分の選択に感謝してる次第です(実は数年経った今、また生えはじめてるんですが!)
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(なお、以下でご紹介する本の中でも、アンダーヘアの処理の大切さがこれでもかと説かれております!)
膣トレで自己最大膣圧を更新!
そして先日は尿もれの危機に瀕したことで、「膣トレ」つまり骨盤底筋群のトレーニングにもちゃんと向き合おうと思って、Bluetoothでスマホと連携して使える膣トレデバイスを導入して、密かに周囲をドン引きさせていることと思います(笑)
その後膣トレは機器の使用不使用に関わらず続けておりまして、最初に使ったとき最大42hPaだった膣圧が、現在は最大瞬間圧で62hPaまでアップしました! いえーい!٩(ˊᗜˋ*)و
それでも平均的なんですって・・・・・・。
平均を超える膣圧ってどれくらいなのか興味深い。
その壁を超えてみたい、アプリを唸らせたいと思う私です。
なお、その後尿もれのピンチはありません。
ちなみに、このデバイスの測定精度はわからないので、相対値として数値が上がればいいやと思っているのですが、トレーニングの最初のころは膣圧もあまりでないようです。でないというか、本領を発揮できてないというか。
エクササイズの途中で必ず休憩タイムがあるのですが、休憩を挟む事にパワーアップするようです。体も力の入れ方に慣れるのでしょうか。
最初は10とか20とかで、弱っ!と思ってしまうんですが、そんなときは諦めずにもう1セッションしてみてください。
全女性が読むべき「膣に関する本」を発見した!
現在私のデリケートゾーンのケアとしては、入浴時に専用ソープを使っていること、1週間に1回、さらに生理の終わりにインクリアを使うことで膣内に乳酸と潤いを補充するというもの。
相性がいいようで、その後臭いに悩まされることはゼロになりました。
自分の悩みはまさに更年期特有のものだったとわかり、その後自信をもってケアできるようになったいうのは、とても素晴らしいことだと思います。やはり知識は大事ですね!
しかし、まだまだ知らないことが多いはずだと思って本を探してみたところ、すべての女性が読むべきではないかと思える素晴らしい本を見つけたのでご紹介します。
それは森田 敦子先生の著書で以下の3冊です
潤うからだ (美人開花シリーズ) :(2017/06/26)
枯れないからだ:河出書房新社 (2018/12/11)
相談しにくいちつとカラダの話:森田敦子 (著), 太田 博明 (その他): (2019/4/5)
「潤うからだ」は30代くらいまでの女性におすすめ。更年期や介護などもっと未来のことにもしっかり触れられていますが、来たるべきときに向けて、日頃からどうケアしていけばいいのか、セックスなども含めて詳しく触れています。
「枯れないからだ」は、まさに更年期のことを考える女性におすすめの1冊です。
長年生理とつきあってきて、なんとなく知っているつもりになっていたデリケートゾーンや膣のこと。でも、実は全然知らなかったことが多かったというのは自分もそうなんですが、女性ホルモンが減少してきたとき、そこがどうなるのか、どんな問題が起きるのか、対策はどうしたらいいのかというのが具体的な製品の紹介とともに語られています。更年期女性の必読書といった感じ。もっと早く知りたかったよ! と思う人も多いはずです。
「相談しにくいちつとカラダの話」は発行も新しく、全女性向けの1冊といっていいかもしれません。今特に不調は感じないけれど、女性としてちゃんと知っておきたいという方、またはタイトル通りに密かに気になってる方はどうぞ。
女性ホルモンを補うには「大豆イソフラボン」が必ず登場しますが、実はそれをいかせるかどうかは、その人の腸内細菌の構成に左右されており、必要な菌がいないとNGだそう。しかも女性の約50%はその菌がいないので、大豆イソフラボンを摂取しても使えないということが分かっています。そこにもちゃんと触れていたので信頼感がUP。ちゃんと最新のエビデンスに基づいた内容だろうと思えました。
本を読んで、新たに保湿の大切さも知る
本を読んでいて自分も見習って導入しようと思ったのが、入浴後の専用ローションによる保湿と、オイルマッサージです。
すべての本に一貫して語られているのは「膣のうるおいや弾力の大切さ」なんですが、それは自分が分泌できる粘液による粘膜の潤いだけでなく、外陰部や膣内を含めたデリケートゾーン全体の保湿。
顔や体な入念に保湿するのに、なんで一番大事な粘膜があって、皮膚も薄いデリケートゾーン放置するのか! 女性としてあそここそが顔であり、保湿が大事なんだぞ! と先生は説いておられるわけです。
えーって思うかもしれませんが、このケアを怠ることの弊害がリアルに出ちゃうのが介護現場なんだそうです。
アンダーヘア無処理でおむつ→交換時にヘアふくめ排泄物がびっしり→介護士が拭き取る(ヘアあるとちょっと大変)→お湯だけで何度もこすられるので皮膚が弱まり、ヒリヒリ→保湿せずにまたおむつ→排泄物が傷に・・・・・・
生理用品でかぶれて痒いなんてどころの話じゃないわけですが、しかもそれが言えない。
その辛さを言えないことで、自分の尊厳を守るためか、認知症が進んでしまうという現場を見てきたと著者の森田先生は述べておられました。
日頃からデリケートゾーンのケアを習慣化しておくことで、将来に備えられるわけですが、その手段として、専用の保湿液や天然のオイルを使ったマッサージだそうです。
妊婦さんは会陰マッサージって当たり前になってるんでしょうかね? 私は未経験なのでわからないのですが、一般的にもやっておいたほうが、潤いや弾力を保つためにいいそうです。
タントラのヨニマッサージでもオイルを使います
実は私はタントラマッサージを受けたことがあります。ヨニ(膣)マッサージ込みです。
そのときあまりのストレスで自分の生命力がまったく感じられなかったんで、なんか、そこ大事なんじゃないかって気がして、急に思い立ってうけてみたんです。急に意識が膣にフォーカスした!
人肌に温めたオイルをつけた指を膣の中に入れて、膣壁などを丁寧にマッサージしていくのですが、最初はえーそんなところにもオイルを入れて大丈夫なのか?と驚いたものです。聞いてみたらOKなんだだそうです。
実際膣のオイルマッサージを受けたあと異変は一切なかったので、問題ないんだな〜と思ってたんですが、本にも同じことが書いてあったので、読んでさらに安心しました。
セラピスト曰く、膣は女性の生命エネルギーの根源なので、もっと積極的に触ることでよく知り、大事にしなくちゃいけないとのことでした。自分で定期的にオイルマッサージを施して、ほぐし、血行を促進しながら、コンディションを確かめるように言われました。
セラピストが使ってるオイルを聞いたところ、天然のオイルならなんでもいいとのことだったかな。食用になるエクストラバージンオリーブオイルを使うこともあると言ってましたね。
あのときは人肌のオイルの温かさとマッサージがめちゃくちゃ気持ちよくて、寝てしまいました(笑)
自分が何をされているのか客観視するとすごいシチュエーションなんですけど、めちゃくちゃリラックスできて、寝落ちしちゃったんですね〜。中にはそこで初めてエクスタシーを感じる方もいるそうですが、そのときの自分には「心から安心してリラックスして眠る」ということが必要だったんだと思います。
女性性のストレスが集中する場所なんでしょうね。
導入を決意した新たなアイテム
というわけで、本を読んだわたくしは入浴後の保湿アイテムを導入することにしました。
本の中で紹介されていたケアアイテムはご自身が開発された
アンティーム フェミニン ウォッシュ
アンティーム ローズ ローション
ですが、オイルは植物性のナチュラルなものであればOKとのことでした。
なので、アーモンドのオイルを使ってみようかなと思っているところです。
閉経後は「意識的に女になる」ステージ
他のトレーニング本も含め、膣まわりのケア系の本を読んでいて共通する点は、自分のセクシャリティを楽しむことの正しさが説かれていることです。
セクシャリティを楽しむとは、具体的にはセックスを楽しんだり、意図的にエクスタシーを起こすこと(マスターベーション含む)。これによって心身を整えるさまざまなホルモンが分泌されるため、健康にとてもいいとのこと。
女性の性欲というと、卑猥なもの、語るべきではないものという認識が根強いようで、中には性的に活発だとわかるとすぐにその人をビッチ扱いしたり、「性病」の媒介者と結びつけたがる傾向あるようですが、失礼な話です。男はどうなんだよってことですよ。
50をすぎると性欲がなくなると思っている人もいるようですが、そんなことはありません。中にはなくなってしまう人もいるかもしれませんが、人それぞれです。
本によれば、本当にいいのは閉経後の60代という統計もあるそうですよ!
きちんと膣ケアしていれば、むしろ閉経後のほうが感じ方もいいのだとか。
「枯れないからだ」にとても印象的な段落があったので、引用させていただきます。
少し乱暴な言い方になりますが、排卵があり生理があった長い期間は「生まれながら女であった」だけとも言えます。特別な努力をしなくても、女性ホルモンによって弾力のある肌や女性らしい丸みを帯びた体が維持できていたのです。でも閉経後は「意識的に女になる」ステージに突入します。本当の意味で「女性になる」「女性を楽しめる」のは閉経後からです。そして閉経前後の心の不安を取り除くのに一番効果的なことは、積極的に「女性」を楽しむこと。
(「枯れないからだ」より)
興味を持った方はぜひ読んでみてください! とても勉強になるはずです。