長年の胃痛の原因はピロリ菌だった
1991年に社会人になってからというもの、胃痛との戦いの日々でした。
ストレスがかかると胃が痛い。キリキリ痛む。もう胃薬が手放せません。
痛みだしたら「ガスター10」が聞くとか、飲み会には「キャベ2」とか、もう胃薬が常備薬でした。
何はさておき胃薬を用意しておく、そんな生活でした。
やがて、渋谷区の健康診断で胃の検査をしたらひっかりました。
再検査の指摘を受けて、胃カメラを飲むことになったのです。
当時もたまに胃が痛んでましたが、そのときはわりと落ちついていました。
その検査結果がこちら。グロ画像失礼します。
先生曰く「ねぇ今本当に痛くないの? 潰瘍とか炎症だらけなんだけど(苦笑)」
「今そんなでもないかなと・・・・・・」
もう当たり前すぎて麻痺してたんでしょうか。ていうか、お腹痛いわけだ・・・・・・orz
アテクシ「先生、ピロリ菌はいますか?」
先生「うじゃうじゃいるね」
うじゃうじゃいるんだ・・・・・・(苦笑)
ピロリ菌うじゃうじゃだし、潰瘍あるし、炎症たっぷりだしってことで、当然ピロリ菌除去コースへ。
名前はかわいい! ピロリ菌とは?
ピロリ菌。
名前はとても可愛いです。悪いことしなさそうです。
正式名はヘリコバクター・ピロリ (Helicobacter pylori)。
強酸の胃液溢れるヒトの胃でも生息できてしまう、らせん型のグラム陰性微好気性細菌です。
こいつがヤバい。胃炎や胃・十二指腸潰瘍の原因になるからです。
なんならそこから胃癌の危険にも発展するという、名前には似つかわしくない迷惑な菌なのです。
抗生物質を飲んだらどうなった?
自分の胃にいつからピロリ菌がいたのかはわかりませんが、ガッツリいたことが判明し、即除去することを決めました。
方法は指定されたカプセル状の抗生物質を一定期間飲むこと。それだけです。5種類あったと記憶します。
ただ、抗生物質なので、飲み忘れたりして中断するのはNG。耐性ができてしまって、効かなくなってしまう恐れがあるからです。
やるなら1回できれいさっぱり消さなくてはなりません。
ドキドキしながら始めたのですが、見事に1回で除菌成功しました。
その後どうなったか。なんと
胃痛ゼロ!
まったく胃痛がなくなったんです。
びっくり。あんなに緑色の胃薬が欠かせない生活だったのに、胃薬がないと不安なくらいだったのに、嫌なことがあっても胃にこない。
本当に飲み過ぎたときくらいしか胃薬飲まなくなりました。1年に1回飲むかどうかという頻度です。
ピロリ菌除去して人生変わった!
本当にそういっていいレベルで、毎日が快適になりました。
だからもう再移植とか絶対されたくないですね(苦笑)
毎日胃痛で苦しむ生活より、腸内細菌強化してがんばりたいです。
いろんな考え方があると思いますが、少なくとも長年胃痛で苦しんでいる方は、一度ちゃんと消化器内科で見てもらうといいかもしれません。
多少のストレスでは胃痛に苦しまなくて済む暮らしが得られる可能性がありますから。
そして2022年、まだ胃痛はありません。
胃カメラ写真を撮影したのが2011年。
これを追記している今は2022年です。ピロリ菌を除去してから11年が経過しました。
その後特にネガティブな変化はなく、胃痛ともほぼ無縁の生活をしています。
この11年の間に、非常にいろんなことがありました。
うつ病になりかけて、婦人科で事情を話し、薬を処方してもらうことで最大のストレスの山を乗り切ったこともありました。
大きな波の中でも、胃痛にだけはなりませんでした!
社会人1年目にストレスで激しい胃痛に見舞われて、過呼吸になったこともあったくらいだったのに、それ以上と思われるストレス下でも胃痛にはなりませんでした。
それくらいピロリ菌に冒されると胃によくないということですね。
対処療法で胃痛を凌いでいるという方は、ぜったい胃カメラで検査してもらったほうがいいです。
体の痛みはもう限界だよ!という体からのお知らせ。
貴方の体は貴方しか守れません。ぜひ聞いて上げてください。