今日もプライベートレッスン、やってきました。
「ひらがな」の復習にすごいイラスト導入
ひらがなが一通り終わっているので、体の部位を使った「これなんだ」クイズ!
最初に3分くらい、ひらがなノートを見て思い出す時間があります。その後、こちらが指示する部位を口頭で答えたあと、ひらがなで書いてもらいます。
毎回アクションで指し示すのもいいんですが、あとで見返せるものがあってもいいかなと思って、その場で絵を描いてみました。
が、それがひどかった!(笑)
これねwwwwww
最初全身を描くつもりがなかったので、腰から下がひどいことに。
「ひざ」なんてどこを指してるかわからないくらいですね(苦笑)
いろんな脱線も楽しかったです。
「瞳」のときは「『くろめ』とも言います。でも日本人だから黒目。外国人に黒目って言っても黒くありません!」
とか
腹(はら)のときは「はらぐろい」なんて言葉も伝えたりして、結構盛り上がりました。
やっぱり「ひざ」と「ひじ」が入れ替わりますね。自分はどうして覚えたか。ほんと母語の不思議です。
まだ思い出せないひらがなもありました。彼が嫌いな「め」。
漢字の「目」は覚えているので「目」と描いてごまかそうとします。
「ひらがなで書いてください(キリッ)」
「もうしわけございませんでした……」
「むね」と書いてもらったときは、最初「ね」の代わりにとても美しい「れ」を書きました。
「あーーーー! それは“れ”。とてもキレイに書けたけれど、“ね”じゃないです。」
「ピュターン!」
でも書くスピードも上がってきてるし、キレイだったし、上達ってこういうことを言うのだなと感じられました。仕事の時も受けたテイクアウトの予約電話をひらがなでメモしていたそうです。そうやって積極的にアウトプットしているので覚えるのも早いのですね。
書けるようになっていることにご本人も満足感を覚えているようなので、嬉しい限りです。
手の「指」について触れたときは
「覚えて……るかもしれない! 20年前練習した!」
といって「おやゆび」から書き出していました。なんとちゃんと5本分覚えていた! 後頭部に残っていたそうです。
「人差し指」が「しとさしゆび」になってしまったのはご愛敬♪ 音だけで覚えていたので仕方ないです。
さささっと書いてました。形は崩れぎみでしたが、スピードを考えたらまったく問題なし!
確実にひらがなが書けるようになっているのを実感できました。
「シ」と「ツ」、「ソ」と「ン」はどうやって見分ける!?
曲線と直線、止め、ハネ、払いがあり、難しかった「ひらがな」。それに対してほぼ直線で構成された「カタカナ」は大好きだったようです。すでにほとんどは形を覚えているようでした。
ただし、書き順がまったく違っているものも結構あるので、やはり1文字ずつ手本を書きながら練習しました。
そしてやってきた難関。「シ」と「ツ」、「ソ」と「ン」のお時間です。
「何が違う!?(困惑)」
はい……お気持ち分かります(-_-;)
「シ」と「ツ」は書き順と揃える位置を伝えたところ、わりとすんなり入ったようでした。
でも「ソ」と「ン」は形の上でも違いを見いだしにくく(特に手書き文字)、二画目を下に向けて払うのが「ソ」、上に跳ね上げるのが「ン」と覚えるしかなさそう。
「タ」行まで練習したので、知ってる字も交えて書いたのが「オレンジ」。
でもまだ「オレソヅ」になってしまいます。
日本人でもこんな感じの方いますもんね(^^;;
あとは何度も書いて覚えるのみですね。
「箸」と「橋」、「牡蠣」と「柿」はどう違う!?
知っている名前をひらがなで書いていくこともあるのですが、書きながら、いよいよアクセントの違いについても踏み込んできました。
今日は「箸(はし)」と「箸(はし)」、「牡蠣(カキ)」と「柿(カキ)」のアクセントの違いが分からないと言われました。アクセントだけに悪戦苦闘。。。
発音し分けても、本人の耳にどのように聞こえているかがわからないところが難しいです。
「箸」の場合は「は」にアクセントが来ます。でも「橋」を意識すると混乱。「おはし」で覚えてもらうことにしました。あとは、「例え間違えても、話の内容からわかるから心配しないで!」ともお伝えしました。料理の話のときは「箸」だろうし、旅行や景色、移動の話なら「橋」だろうから。
「柿」と「牡蠣」も眉をしかめておりましたが(苦笑)
どちらも食べ物であり、「牡蠣のサラダ」も「柿のサラダ」もありそう。
なので、心配なら「フルーツの」とつけてもらうしかないかもしれません……。
お店ではポタージュスープをよく作っているそうですが、「今日のポタージュは何か」と聞かれて「カブ」と答えるとき、これまたアクセントに悩んで大変だそうです。「ブ」もはっきり発音しないせいだと思うんですが、何度も聞き返されるそうです。
意識的に「ブ!」と強めに言うとわりとちゃんと聞こえるので、ぜひそれで! なんて言ってしまいました。
生活と仕事の中に出てくるフレーズなので、侮れませんね。