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日本語教師

「公認日本語教師」に関する会議「日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議」は継続されていた!

なくなるんじゃないか、という話もあった日本語教師の国家資格化「公認日本語教師」について。

文化庁のページに「日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議」というものがあり、それが3月23日にも行われていたことを確認いたしました。つい最近や!

配付資料に以下のものがあるんですが、資格イメージ案(カバー写真)が興味深いですね!

今とあまり変わらないような??

資料1 公認日本語教師の資格のイメージ(案)(40.2KB)
資料2 日本語教育能力を判定する試験の内容について(案)(35.5KB)
資料3 試験免除の措置について(案)(36.2KB)
資料4 学士以上の学位を資格取得要件とすることについて(案)(14.1KB)
資料5 更新講習の必要性について(案)(156.7KB)

日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議」の中では過去これら以外の資料もあって、すでに日本語教師として働いている人たちが一番気になる「自分のケースはどうなるの」について調べていく必要があります。

あと、前も嘆いたんですけど、国家資格化しても、1コマ1800円前後の非常勤講師からのスタートで、2~3年非常勤で頑張って、やっと日本語学校の専任の声がかかっても月収20万円(手取りではない)という、他に収入源がある人じゃないとなれないビジネススタイルというのは変わらない気がするんですね。

フルタイムで働ける常勤講師は15%に満たないです。つまりそれくらいしか椅子がないということ。日本語教師の3割は非常勤。あとはそう、ボランティア。

授業の準備にかかる時間はすべて無給ですし、そして非常勤講師は今のコロナ禍でよくわかりますが、学生が減ればすぐ自宅待機になります。これでは生活は成り立ちません。一部では「貧困ビジネス」とまでいわれているようです(苦笑)

中には企業の中に入る形でビジネスパーソン向けの講座を担当したり、自分も第二言語を持ってフリーランスで活躍されている方、オンラインで独自にコンテンツを作成して伸ばしている方もいらっしゃいます。

ですので、これから資格取得を目指す方は、年齢と収入、自分のライフスタイルをよくよく見つめ直して、どういうスタイルで働けるかを先に考えた方がいいなと思いました。

こちらの動画は現役日本語教師の先生がかなりシビアなコメントをしています。大いに参考になると思います。

 


					        
	
									
  • この記事を書いた人

麻鈴

永豊麻鈴(ながとよまりん) ビジネスネーム作成士(姓名鑑定士)、カタカムナ使命診断士、フリーランス日本語教師(420H養成講座修了、日本語教育能力検定試験合格、文化庁委託初任研修修了)/フリーライター(著書複数)/睡眠改善インストラクター

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