ICレコーダーが通報に役立った
虐待の通報に関して、過去に私が老人虐待の通報をしたときに経験したことを書きました。
関連記事:【虐待通報をする前に】せっかく通報しても「確認できなかった」とされないために。私が老人虐待の通報をしたときにしたこと
- 通報の電話をしただけでは解決しない
- 電話の数もあまり影響がなさそう
というのが学びでした。
そこで自分で証拠を集めて、地域支援包括センターに乗り込むという手段にでることで、迅速に対応してもらうことができました。
その際活躍したのがICレコーダーだったわけです。
私は仕事柄ICレコーダーを持っていましたが、そうじゃない方も多いと思います。そんなとき役立つのが、スマートフォンのボイスレコーダーです。
これも普段利用される方は、取材を仕事にしている人や、頻繁に会議を行う方くらいかもしれませんね。
そこで、お手元のスマートフォンの録音アプリを確認していただけたらいいかなと思いました。
スマートフォンといえば、大きくわけてiPhoneシリーズとAndroidスマートフォンですが、ここではiPhoneについてチェックしてみます。
iPhoneの録音アプリの名前は「ボイスメモ」
iPhoneには、標準で録音アプリがインストールされています。
名前は「ボイスメモ」です。
どこにあるのかわからないときは、iPhone内で検索すれば見つかると思いますが、たぶん「便利ツール」というフォルダの中にあると思います。
思いますなんていい加減な! と思われるかもしれませんが(苦笑) 手元にあるiPhoneでアイコンをいじってないと思われる端末が1つしかなく、それがiPhone 7 Plusなのでそれで確認しました。ないよ! という方は検索でお願いします(汗)
「ボイスメモ」は便利ツールの中にある
こちらが「ボイスメモ」です。アプリのアイコンデザインが昔と変わりましたね。
タップしましょう!
「ボイスメモ」で録音の練習をしておこう
アプリを起動したら「続ける」をタップしてください
位置情報の利用を許可すると、録音したファイル名がその位置名になります。なので、ちゃんとそこで録音したと自分で分かりやすくなるはず。
でも位置情報を許可しなくても自分で名前は付けられるので「許可しない」でもOKです。
録音した「ボイスメモ」は共有で渡すといいかも
実際保存したデータをどうするかは、現場次第かなと思います。
私は5年くらい前だったので、センターのみなさんの環境も考慮して、mp3ファイルをCD-Rに保存して持ち込むという方法を選びました。
ICレコーダーだったので、直接パソコンに取り込むスタイルだったというのも理由の1つです。
しかし、今はスマートフォンの時代ですから、状況はかなり違いますね。
どういう方法がいいのかは正直わかりません。現場次第、担当者のリテラシー次第といったところかもしれません。
今はその場で再生して、データはファイル共有で送るというスタイルでもいいかもしれません。どうしたらいいか確認するのがベスト。
USBメモリーなんかのデバイスは、ウイルス感染の危険を疑われて受け付けられない可能性もあるので、やはりデータを直に送る方法が選択される可能性はありますね。
iPhoneとAndroid間ならアプリ「Send Anyware」が便利
iPhone同士ならエアドロップが便利です。
関連記事:【虐待通報に役立つアプリ】Androidの「ボイスレコーダー」は要確認! 標準でプリインあったりなかったり?
でも私はiPhoneだけど、相手がAndroidスマートフォンだった! というときは、登録不要で送受信できるアプリ「Send Anywhere」が便利です。
過去のレビュー記事:10GB以上のファイルも登録不要で送受信できる「Send Anywhere」(Internet Watch)
とはいっても、お互いそこでアプリのインストールが必要になるので、リテラシー的に解決策としてベストかどうかわかりませんが・・・・・・。
とりあえずこのアプリはiPhoneとAndroidの間でファイルを送りあうのに便利なので、入れておいて損はありません。友だちにならなくてもいいですし、連絡先を教える必要もないですから。
ちなみに、「ボイスメモ」よりもカメラの起動のほうが早いという方は、状況が記録できるなら動画でもいいと思います。