自分にはまだ遠いことだと思っていた更年期障害ですが、気がついたら真っ只中の毎日になっておりました。もう更年期障害待ったなしです。
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いつ始まって、どうなるのかは本当に個人差があるようで、まったく何も感じずに年を取って行く人もいれば、明かな症状に悩まされる人もいるようです。おかしいなと思ったときの強い味方が検索による誰かの情報。そこで自分のケースとして自覚している症状と対策を書いておこうかなと思いました。
更年期障害で感じている症状について
今のところ、急に大量の汗をかくホットフラッシュは起きていませんが、主な症状としては
- 強いイライラ感
- 皮膚の強い痒み
- どうしようもない無気力感
があります。
ケース1:イライラなどの負の感情が止められない
今思えば、あのときのあれは更年期障害だったなと思うのがまずイライラ。納得できないことがすごく多かった時期がありました。
今考えると45歳前後くらいだったかなぁ。そんなに怒り狂う必要のないことで、スイッチが入ってしまう。暴れて暴言を吐き散らすようなことはしませんでしたが(たぶん)、「なんでそんななの?!」とどうしようもない不満や怒り、嫉妬の感情が常に湧いていました。
人は人、自分は自分、と思えばいいと頭では分かっているんですが、拒絶反応がでてしまう。だからやたら人に厳しくなっていたと思います。おばさんの性格がねじ曲がる原因かも・・・・・・💦
最近高齢者の横暴さが注目されています。またネットではちょっとしたことで見えない相手を非難したり、自分のやり方を押しつけたりして炎上が起こりがち。
この中で何割かは更年期男女によるイライラのはけ口になってるんじゃないかと。
あくまでも個人的な推測ですが。高齢者の数がどんどん増えていますが、その予備軍の更年期世代も多いわけで、知らないうちに人が許せない余裕のない状態になってるような気もしますね。男にも更年期はありますからね。
ケース2:皮膚の強い痒みが起こる
皮膚の痒みは去年突然発生した症状です。昨年(49歳)は特に各種の症状が強く出はじめた時期でもありました。
ある日、ブラジャーのストラップが当たる部分に痒みを感じました。たまたまだろうと思っていたのですが、なんか気になって掻いてしまう。
そのうち頭皮が痒くなってきました。「ちゃんとシャンプーしてるのに。洗い残しかな?」と思って丁寧に流してみてもだめ。もしかしたらシャンプーがあわなくなったのか? と思って、低刺激の「キュレル」に変えて見たんですが、それでも治らない。頻繁にポリポリ掻いてしまう自分が気になってしかたない。
そのうち、困ったことにVゾーンにも痒みを覚えるようになりました。簡単にいえば股間が痒い(苦笑)これは頭が痒いよりタチが悪いです。痒くなる理由を考えても想像がつかない。膣カンジタも酷い痒み(激痛に近いかゆさ)を生じますが、あれは膣まわりなのです。今回はビキニラインからIゾーンから全部痒い。しかも広がっていくんです。
掻いてしまうとさらに痒みが襲ってきて、エンドレス。もともと皮膚の薄いゾーンなので、そのまま掻き続けたら二次災害的に炎症が止まらなくなる可能性大です。なんか病気なんだろうかと毎晩検索していたところ、更年期障害と痒みのキーワードをセットにしたらビンゴでした。
更年期障害で皮膚の痒みがあるなんて想像していなかったので驚きました。
2つ年下の妹によれば、彼女の友達には更年期で痒みが酷くなり、アトピー性皮膚炎のようになってしまった人がいるとのこと。ううむまずい・・・・・・と思ったものです。
ケース3:どうしようもない無気力感に襲われる
これはダイレクトに仕事に支障が出るので、危機感を覚えました。とにかくなんにもしたくないんです。出かけるのは面倒だし、部屋の中を見渡して、あれもいらない、これもいらない、もう全部いらない。全部捨ててホテル暮らしをしたいなんて思ってました。
それまで好きだったものに興味が持てなくなってくるというのもありました。以前だったら絶対欲しくなったであろう新製品がどうでもいい。そう「どうでもいい」んです。情報もどうでもいい。見たくない。興味がないから。人のやっていることにも関心が持てなくなってきます。
やがて、仕事の集中力も大幅にダウン。
関心が持てないのに将来は心配なんです。そりゃそうです。1人暮らしなので、自分の生活費は自分で稼がないといけません。しかもフリーランスだからぼんやりしていたら、その瞬間は稼ぎゼロ。だから焦るんです。すると、無気力感の上に不安感がプラスされます。動かないのにどうしよう、もうダメかもという気持ちになってくる。
これ、メンタルの状態としてはうつ病に近いんですよね。自分もかつてうつ病を経験しているので、「これはまずい感覚が蘇ってしまった」と思いました。
対策:「エクオール」と「加味逍遙散」でゆらぎを矯正
「エクオール」という物質をとるといいらしいと知る
さて困った。婦人科に行くのはぜったいとしても、なんかないのか。豆乳飲んでるけど全然だめじゃないか。検索していたら女性ホルモンを語る上で欠かせない成分「大豆イソフラボン」に関する情報が。
豆に含まれる大豆イソフラボンはゆらぎ世代の女性を支える健康成分としてよく知られています。ところが、研究が進むにつれて、大豆イソフラボンの恩恵を受けられる人とそうでない人がいることが明らかになってきたのです。
そこで注目を浴びたのが、エクオール。
エクオールとは、大豆イソフラボンに含まれるダイゼインが腸内細菌によって代謝されて生み出される成分です。大豆イソフラボンのままよりも強い働きをすることからエクオールこそが女性を支えるパワーの源であることがわかりました。
なに? 大豆イソフラボンの恩恵を受けられない人がいる・・・だと・・・??
エクオールをつくれる人とつくれない人がいる
そんな期待の成分エクオールですが、実はすべての人が体内で産生できるわけではありません。エクオールを生み出すには、エクオール産生菌と呼ばれる腸内細菌が必要不可欠。
エクオール産生菌を持っていなければ、大豆イソフラボンをいくら摂取してもエクオールは産生されずエクオールのチカラを活かすことはできません。
つまり、大豆イソフラボンの恩恵を受けられる人とそうでない人の違いは
エクオールの産生菌を持っているかどうかの違いなのです。
フヮッ!!(◎◎)
女性の味方だと思って、大豆イソフラボンのために飲んでいた豆乳、私の場合無駄だった説浮上です。タンパク質とかその他の栄養成分は決して無駄ではなかったんですけどね。
だったらエクオールという成分をダイレクトにとったほうが遙かに効率的ってことかな、とAmazonで製品を検索。コメント欄に集まっている諸先輩方のコメントを読んで、これは試す価値あるかもと飲み始めました。
大粒のタブレットを4つも飲むのは少々大変ですが、1ヶ月くらいたった頃、股間の痒みがかなり治まっていることに気づきました。頭皮はすでに痒くありませんし、他にも感じていた皮膚の痒みが劇的に改善されているではないですか。
同時に、鬱々とした後ろ向きな気分も晴れている。仕事でも、今日はあれとこれとそれに対応しようと意欲的に取り組めるようになっていました。びっくりしました。
その後毎月購入しては飲んでいますが、イライラ、痒み、無気力感がうそのように改善しました! 私の場合は、飲み始めて1ヶ月後にはかなり軽くなって効果を実感。3ヶ月後には気持ちが前向きになって、体が動くようになったというペースです。
別件で婦人科を受診した際、大塚製薬のエクエルを飲んでいると伝えると「ああ、いいんじゃない」と言われました。逆に「あれどう?効くの?」と聞かれました。先生は男なので、理論上の知識はあっても実感がないので仕方ないですね(笑) 「私の場合効果あるみたいです」とお答えしました。
イライラを抑える「加味逍遙散」を婦人科で処方してもらう
エクオールの効きを感じる前に、メンタルバランスを整えるために飲んでいたものがもう1つ。それが漢方薬の「加味逍遙散(かみしょうようさん)」です。
これは以前から婦人科でも何度か処方してもらったことがある漢方薬。イライラしたり落ち込んだりしているときに飲むと、だいぶ改善していたように思います。ただ、エクオールの利き目に比べると劇的な感じはないですが。
写真の漢方薬は母が送ってきたのものですが、女性なら婦人科で処方してもらったほうがはるかに安く手に入れられるのでおすすめ。もちろん診察してもらって、あっているから飲んでOKといわれたらの話ですが。
▲こちらは病院で処方してもらった加味逍遙散です。
その昔は、元気が出ないときに「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」も処方してもらってました。わりと利き目が早いので、こちらも結構おすすめです。
そんなわけで、今では「エクオール」と「加味逍遙散」が更年期障害対策の定番になっています。なんとか乗り切れているので、それなりに効果があるといっていいでしょう。
この先どういう症状がでてくるかは分かりませんので、そのときはまた婦人科で相談していくつもりです。どうせならこれ以上酷いことにならないうちに、次のステージに行きたいものです。
すでにアップグレードした方によれば
「生理がないってホント超らくよ〜〜〜♪」
とのこと。きっとそうだと思う!
私は生理前と排卵前に1日ずつ、歩いていても倒れたくなるくらいの激しい眠気を感じて、その日は頭を使った作業が全然できなくなってしまうんですね。ホルモンが切り変わるタイミングだと思うんですが、あれはホント辛いんで、それがなくなるだけでも幸せかも。もちろん閉経することで新たに起こる体調の変化と付き合っていくことになるんですが。
というわけで、悩める同年代の参考になれば幸いです。
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