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日本語教師

【日本語教師】介護の現場で使う日本語を教えたいとき、制度の把握に役立つ資料「外国人介護人材の受け入れの仕組み」ほか

介護の日本語

ヒューマンアカデミーで「介護の日本語教え方講座」というのが2講座開講予定ということで、本日その概要を説明する無料オンラインセミナーが開催されました。

日本語教師の資格をとっても、今求人がほとんどない状態ですから、いろんな働き方をイメージする必要がありますね。現在私も少しだけベトナム人技能実習生向け日本語教室をさせていただいていますが、他にもどんなところで働ける可能性があるのか知っておく必要があります。

そんなわけで参加させていただいたのですが、その中で、養成講座時代にこんがらがっていた「介護人材」に関する分類でいい資料を知りました。もうね、何がどんなビザでそれがどうなるみたいなところが、用語の混乱もあって(特定活動と特定技能とか!)大変だったんです。

講師の神山英子先生が国の資料をご提示くださっていたのですが、そのオリジナルを探してみた次第です。

まずはどんな外国人材が日本で「介護」という仕事に携わっているのかを知る、とてもいい資料だと思いました。全部見るには時間かかりそう(眠くなりそう)ですが、アップしておこうと思います。

ヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座なら、「実践2」で登場するのがこの介護だと思います。この資料の図を見ておくとかなり頭を整理しやすくなると思いました!

 厚生労働省:外国人介護人材の受入れについて(PDF)

https://www.mhlw.go.jp/topics/2020/01/dl/9_shakaiengo-04.pdf

外国人介護人材の受入れの仕組み(厚生労働省)

青文字で書いてある

  • 特定活動(EPA)
  • 介護
  • 技能実習
  • 特定技能1号

がビザになると思います。これを一旦整理して頭に入れないと、何がなんだかわからなくなりますね(苦笑) 途中でビザを切り替えてるケースもあるので。

他に介護の日本語を学ぶ人として「居住資格を既有する人」が挙げられていました。日本に住んで何十年だけど、体系的に日本語を学んでいない方です。

技能実習制度の枠組み

技能実習制度の枠組み(厚生労働省)

 厚生労働省:経済連携協定に基づく受入れの枠組(PDF)

https://www.mhlw.go.jp/content/000639886.pdf

経済連携協定に基づく受入れの枠組(厚生労働省)

経済連携協定に基づく受入れの枠組(厚生労働省)

この検定試験のレベルの違いはなんで? という質問も出ていました。2国間の取り決めなので、さすがに先生も推測に留まる回答でしたが。

ちなみにベトナム人の試験合格率は非常に高く90%を超えるとか。日本人を上回るそうです。インドネシアやフィリピンは50%前後とのことです。

以下の資料はウェビナーには登場しませんでしたが、流れでセットにしておくといいのかなと思いました。

経済連携協定に基づく受入れの枠組(入国以降)(厚生労働省)

経済連携協定に基づく受入れの枠組(入国以降)(厚生労働省)

出入国管理庁:在留資格について(特定技能1号2号)PDF

http://www.moj.go.jp/content/001293198.pdf

出入国管理庁 在留資格について(特定技能1号2号)

出入国管理庁 在留資格について(特定技能1号2号)

今回のセミナーでは、講師の神山先生が実際に担当している授業の例を紹介してくださいました。クラスの写真や動画ではなくて、どんな言葉を扱っているのかなどです。

授業の流れとしては、ボトムアップでやると用語が多すぎてキリが無いので、トップダウンでやるそうです。なるほどと思いました。アウトプット重視だそうです。

などなどが紹介された後、実際に開講予定の講座に関する概要が説明されました。現場の技能実習生向けの講座も興味がありますが、このご時世、学びにインカムが連動してついてこないので厳しいですね(苦笑)

介護人材向けの求人は、一般の求人情報に上がることも増えてきたそうです。でも学校に問い合わせがくることもかなり多いとか。

現場では国家試験対策もやるそうなので学校にも勤務できていない新人にはハードルが高いのかなあ。

以上、参考になれば幸いです。




					        
	
									
  • この記事を書いた人

麻鈴

永豊麻鈴(ながとよまりん) ビジネスネーム作成士(姓名鑑定士)、カタカムナ使命診断士、フリーランス日本語教師(420H養成講座修了、日本語教育能力検定試験合格、文化庁委託初任研修修了)/フリーライター(著書複数)/睡眠改善インストラクター

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